いま六本木で開催されている
『第29回東京国際映画祭』


そのクロージング作品として話題の
『聖の青春』を、先駆けて観て参りました。

29歳の若さで亡くなった棋士『村山聖』の最期数年を映画化。

私は将棋を全く知らないけれど、
だんなさんは子どものころから将棋が好きで、
今でも時間を見つけて、将棋場へ行ってます。(でも下手らしい)

なので、楽しみにしていたよう。


私は、東出昌大が演じる『羽生善治』がそっくりでビックリ。
でも見慣れてくると、そうでもないかも？と思ったり。

あ、でもやっぱり似てるかも。
いかがでしょうか？？

主役を演じる松山ケンイチが、役作りのため
体重を20kg増やし、爪も切らず髪も切らず挑み
そこも見所の1つだとか。


頂いたハガキの切手部分が
対局のシルエットになっていて、可愛かった。

yahooの映画評価が異様に低く、
その割にはレビューは少ないので、
何かあるのかな？と勘繰ったりしてしまいましたが、
本作品は11月19日公開です！

東京国際映画祭の最終日、
11月3日に公開される分のチケットは
既に売切れのようなので、気になる方はぜひ劇場へ～。

将棋を知らない私からだと
分かりにくい部分が多く。。

例えば盤上の映像が映し出されても
理解まで時間が掛かるので
パン・パン・パンと映像が切り変わっていくと付いていけない。
ただの『映像』のみになってしまうと、
全然映画に入り込めず(´･ω･｀)

分かる人が見れば、今どんな局面で、これを動かすのがセオリーだろうけど
でもここは、こんなんで・あんなんで・・だから面白いんだよ！となるところが
サッパリ分からず。。無知で恥ずかしいです。

ただ、そこは観ている側の問題も大きいし
迎合しません！と言う作品なら潔いんですよね。


最後の羽生さんとの対局場面は
もっと・もっと迫るものがあっても良かったと思う。
聖の病の苦しみや葛藤、将棋への想いの描写も薄い気がする。

死を題材にしても重苦しくない作品と言えばそうかもしれない。

1番印象的なセリフは
『手術するなら麻酔なしで。麻酔すると脳が鈍る、将棋に影響する』

この言葉は刺さりました。
命よりも大事なものがあると。
聖の将棋に対する思いが、
いかに強いのかが良く分かる一言だと思う。

公開後、ヒットする映画ではないかもしれない。
でも、村山聖という棋士がいたという、心に強く残る作品でした。


NHKのクローズアップ現代の特集も見たかったなー。